音楽

「女の海峡ひとり酒」が本物の曲に!

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皆さんは「女の海峡ひとり酒」という歌をご存知でしょうか。

『気分は形而上』の実在OLシリーズや『よしえサン』に出てくる妙な歌の1つで、作詞はニョーボです。

メロディーは私の頭の中にありますが、音階は平板で、
ド〜ドドド〜ドド〜ド〜ド〜♪ ドド〜ドド〜ドド〜ド〜♪
って感じです。

しかし、なんとこのたび、読者のお1人がこの歌の詩の続きを考え、しかも独自の想像で曲までつけて、カラオケバージョンとしてYouTubeにアップして下さいました。

一聴して、とてもいい曲だと思いました。
思わず歌ってしまいました(笑)。

ご本人によれば、初音ミクは入手できなかったとのこと。
どなたか有志が初音ミクバージョンかご自身による歌入れバージョンをアップして下さるまで気長に待ちます(笑)。

高城四郎さん、本当にありがとうございました(^=^)。

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忌野清志郎 追記

ひとつ書き忘れていた。

清志郎がこの世を去った今、彼の曲の中で一番心にしみるのはこの曲だ。
『毎日がブランニューデイ』
自分のニョーボに対する思いとぴったりシンクロするからだ。

こういうことは、とてもじゃないが直接本人に言葉では言えない。

でも、自分が仕事にしている作品の形なら表現できる。

清志郎は日常生活ではおそろしくシャイだったと聞く。
きっと、直接、奥様にこういう思いをそのまま言葉にしたことはなかったのではないか。

私もない。
男はそんなものだ。
口下手だから、別の方法で表現するのだ。

私は『よしえサン』シリーズでそれをしてきた……つもりだ。

もしかしたら本人にはさっぱり伝わってないのかもしれないが、365%完全に幸福なのだ。

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忌野清志郎

忌野清志郎が死んでしまった。

最初に聴いた彼の曲は、京都で学生生活をしていた頃、大学の近くの「餃子の王将」衣笠店で流れていた『トランジスタラジオ』だった。

これでいきなりRCサクセションのファンになって、すんごい貧乏だったけど、LPレコードの『PLEASE』と『BLUE』はレンタルじゃなく新品を買った。

仕事で不安になった時はよく『すべてはALRIGHT』を聴いた。
これを聴くと、本当に全てが何とかなると思えた。

マンガ家になって間もない頃、講談社の忘年会の二次会で同じモーニング連載マンガ家の若林健次さんから「今、清志郎と一緒に住んでいる」と聞いて驚いた。
「清志郎が自分の部屋に転がり込んできて、勝手に住んでる」と。
本当の話で、自身マンガ家になりたかった清志郎はマンガ家にも友達がいたようだ。
「清志郎は無口で大人しくてすごく気のいい人」と言っていた。
ベタ塗りとかも手伝ってくれたそうだ。

私は心底嫉妬した。
自分も東京に住んでいたら、勇気を振り絞って紹介してもらい、「次はぼくの部屋に1ヵ月ほど」と頼んでいたかもしれない。

私なら、毎週描く7本の4コマのうち1本分のスペースを清志郎にあげて、好きなように描いていいですよ、と言ったかもしれない。
あまりの傑作に、連載を乗っ取られてしまってたかもしれないが。

それから20年以上経過して、清志郎が喉頭ガンになって闘病生活に入ったというニュースを見た時、これは復活しても元の声には戻らないだろうと思った。
ガンじゃなくても、このくらいの歳で本来の声が出なくなったボーカルはけっこういるから。

やはり大ファンのチューリップの姫野達也とか、クリスタルキングの田中昌之とか、世良公則とか、学生時代によく聴いていたボーカルが、加齢や事故などで往年の声が出なくなっている。

さだまさしも大好きでさんざん聴いてきたが、最近、NHKで聴いた『道化師のソネット』は高音部がやけに苦しそうだった。
昔はこれ以上ないってくらいきれいに伸びていたのに。
今、『檸檬』を歌ったらかなりきついのではないか。

清志郎が喉頭ガンを治して復活した1発目のライブ、NHKの「SONGS」で感動した。
声が元通り出てた。声を自由自在に操る歌唱力もそのまま。

1箇所だけ、『スローバラード』の「かけらもーなーいーさー♪」の「な」のとこだけが出なくなっていたが、抗ガン剤で一度全身の細胞を痛めつけたというのに、よくたった1音だけで済んだと思った。

その後すぐに行われた武道館の復活ライブのDVDも買った。
すごく感動した。これだけは無理してでも観に行けばよかったと思った。

今度は腸骨にガンが発生ということだったが、喉じゃないので放射線治療で治せると思っていた。
きっと重粒子線治療とかが有効で、早々に治して戻ってくると確信していた。
実際、1回目の闘病後のように、他のアーティストのライブに飛び入り参加して歌ったと聞き、いつ本格復帰かと心待ちにしていた。

あー、悲しすぎてこれ以上書けん……。
心からご冥福をお祈りします。

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