文化・芸術

あいちトリエンナーレ ロボット演劇を観にいってきた

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あいちトリエンナーレ、ロボット版『森の奥』【世界初演】を観にいってきた。
(写真は、出番を待つロボットのヨシエとイチロー。たしか、手前がヨシエ。「ヨシエ」は平田オリザ氏が私のマンガ『よしえサン』から採ったネーミングだそうな。)

最初に書いておくが、とにかく面白い。
まだ、明日(23日)とあさって(24日)計3回の公演があるので、お時間のある人はぜひ観にいって下さい。
これは観ておかないと損です。
チケットはこちらから。→http://aichitriennale.jp/tickets/

なにしろ、まず、脚本の内容が濃い。
「人間って何?どこからが人間?生き物の尊厳って何?」と考えさせられてしまう。

当然、演出もすごい。それを緻密にやってのける演者も皆魅力的。
ロボットの人格表現も計算され尽くされている。

会話における微妙な感情表現が秀逸で、仕草、表情(ロボットにはないが)、口調などが極めて自然だ。
自然だから、話がスムーズに観客の脳に入ってくる。
これにはよほど周到に計算された演出が必要だと思った。

しかし、平田オリザ氏の演出は、厳密には「計算」というのとはちょっと違う。

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「ロボット演劇」のトークイベントに出演することになった

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8月21日から、新しいアートの動向を愛知から世界へと発信する国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」がスタートする。

そのオープニングを飾るのが21日〜24日のパフォーミング・アーツ(劇場公演)部門。

演劇界を常にリードし続ける平田オリザ氏と、アンドロイドの開発などで世界中の注目を集める石黒浩氏がタッグを組んで生まれた、芸術と科学が交差する「ロボット演劇プロジェクト」が世界初演を迎える。

なんと、ロボットを役者として出演させてしまうのだ。
はたしてどんな舞台になるのか。

公演に関する情報はこちら。(画像の引用先も同じ。)
http://aichitriennale.jp/artists/performing-arts/oriza-hirata-ishiguro-laboratory-osaka-university.html

で、なんと(これは個人的ななんとだが)、その公演のアフタートークに私が呼ばれてしまった。
平田さんが私を紹介しちゃったらしい。

普段、仕事場に引きこもっているので、舞台で話したりすればカチチチお地蔵状態になるのは確実だが、平田さんといえば、「青年団」名古屋公演観劇記を『よしえサン』でマンガに描かせていただいたり、拙著『うああ哲学事典』で後書きや帯の推薦分を書いて下さった人。
迷わず引き受けさせていただいた。
私がトークに出演するのは8月21日(土)19:00〜の回である。

アフタートークというのは、観客の皆さんに作品について、より理解を高めていただくために、公演ごとに30分ほど平田さんとゲストがトークする形でいろいろ説明していこうという企画らしい。

私自身、このロボット演劇に興味津々なので、当日は好奇心丸出しでいろいろ聞いてみたり感想を言ったりしてみようと思う。
カチチチ状態でロボットがトークしてるみたいになるかもしれないが……。

チケット購入に関する詳細はこちらから。
http://aichitriennale.jp/tickets/
名古屋&その近辺の方はぜひお越し下さい。

参考のため、青年団 Mail Magazine 2010年8月13日号から一部引用しときます。
***************
中央アフリカ・コンゴに生息する類人猿「ボノボ」を飼育する研究室で、サルと人間の違いを研究するロボットと人間たち。
その会話から「サル/人間/ロボット」のあやうい境界線が浮かび上がる…。
ロボット版『森の奥』は、平田オリザが、ロボット研究の第一人者・石黒浩氏とともに大阪大学で進めている「ロボット演劇プロジェクト」の初の劇場公開作品であり、「あいちトリエンナーレ2010」のオープニングを飾る記念すべき作品です。

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「あなざ事情団」の『三人姉妹』を観に行ってきた

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いや〜、面白かった。

観客参加型の演劇。

始まったと思ったら、なんと私がいきなり三姉妹の「イリーナ」になってた(笑)。
もちろん、事前に何も聞いてない。

観客参加型だとは知ってたけど、セリフまであって、舞台で演技までさせられるとは。
なんというムチャな演劇だろうか(笑)。

私のセリフは一言だったが、隣に座っていたニョーボは後半で長いセリフをしゃべらされていた。
しかも、発声の強弱や高低まで要求されてた(笑)。
それにカンペキに応じるニョーボ(笑)。

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あなざ事情団「三人姉妹」を観に行きます

何か忘れてると思ってたら、これの告知を忘れてました。
もっと早く告知しとくんだった……。

もう初日は終わって、明日は2日目です。
私とニョーボも明日観に行きます。

興味のある方はどうぞ。
当日券もあります。

マンガ家の岩明均さんの弟さんが照明を担当している芝居で、弟さんの奥様が出演しておられます。
面白いこと、請け合いです。

********************
第10回愛知県芸術劇場演劇フェスティバル参加公演
あなざ事情団 「三人姉妹」
会場:
愛知県芸術劇場小ホール
(名古屋市東区桜一丁目13番2号 ※愛知県芸術文化センター地下一階)
日時:
2010年4月9日(金)19:30〜 10日(土)14:00〜/19:00〜 11日(日)14:00〜
(全4回
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以下は詳細情報です。
http://www.letre.co.jp/~hiroko/threesisters/index.html

【名古屋】

日時
4月9日(金)19:30
4月10日(土)14:00/19:00
4月11日(日)14:00

※受付は開演の30分前
※開場は開演の15分前

会場
愛知県芸術劇場小ホール
名古屋市東区桜一丁目13番2号
(愛知県芸術文化センター地下一階)

前売一般 2,500円
当日一般 2,800円
高校生以下 1,500円

※日時指定・全席自由
※未就学児の入場可、ただし3歳未満の方は要相談
※高校生以下は前売・当日ともに劇団のみでの取り扱い
※フェスティバル共通チケットあり

チケット取り扱い
あなざ事情団 HP予約フォーム
チケットぴあ TEL 0570-02-9999(Pコード:401-806)
愛知芸術文化センター内プレイガイド TEL 052-972-0430(月曜定休)

問い合わせ
あなざ事情団
TEL/FAX 03-3948-0265
E-mail  anazanowa@nifmail.jp
office Perky pat(制作) 090-1620-4591

主催
あなざ事情団
財団法人愛知県文化振興事業団

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