地酒

『実在ゲキウマ地酒日記』スペシャルラベル「山間」発売!

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カネセ商店さんのサイトの写真から引用しました。)

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AUN COLLECTIONさんのサイトの写真から引用しました。)

久しぶりのブログ更新。
イブニングで連載中の『実在ゲキウマ地酒日記』で、このブログでも過去何度かゲキウマ地酒としてご紹介した「山間」について描いたんですが、その中で、山間を入手したAUN COLLECTIONさんと、その2回前の話で村祐を入手したカネセ商店さんをマンガの中に出させていただきました。

ただ、マンガの中ではお店の実名は伏せ、「けつつ酒店」「うしし酒店」としていました。
名古屋の酒販店さんなら、直に行って許可を願い出ることが可能ですが、なにしろ上の2つのお店は新潟。
私の郷里の福井よりも遠い。
メールで「マンガに出してもいいですか?」というのもちょっと不躾だし……。
もし、断られちゃうとマンガのネームが2本ダメになっちゃうし……。
あと、ネット販売ということで、私がイブニングという有名マンガ誌に実名で描いちゃうと、地酒好きじゃない人もネット注文してきて、あっと言う間に売りきれてしまい、従来からの地酒ファンにご迷惑なんじゃないかと心配しました。

てな経緯で仮名でマンガに描いたところ、なんと、両方のお店のご主人からメールが来ました!
で、なんとなんと、上のようなスペシャルラベルができちゃうことに(笑)。

さすがは情熱地酒の売り手です。
いや、山間に関しては単なる売り手だけじゃなく、蔵から山間を世に出すことに多大な尽力をしているお二人なのです。
このお二人が2005年頃に山間を試飲し、杜氏さんが「まだこの酒は味の膨らみとバランスを整えないと……」と世に出すことを渋っていたところを、「いやいや、うまいっスよ!」「うちが責任持つから売らせて下さい!」と口説いたそうですから。

そのお二人に私のマンガを読んでいただいていたことに喜びを感じるとともに、スペシャルラベルまで作ってしまうポジティブさと遊び心に感服しています。

で、ここまでくると、無理して店名を秘匿しておく理由もないと思いますし、ブログやツイッターでも告知することにしました。
スペシャルラベルは今回限りと思いますが、山間は今回の5号だけじゃなく、これからどんどんいろんなバージョンが発売されていきます。
そして、山間だけじゃなく、他のゲキウマ地酒にも関心が高まればいいなと思います。
そのことにほんの少しでもゲキウマ地酒日記が貢献できればうれしいです。

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「奥」夢山水十割 純米吟醸酒 無濾過無調整 生酒

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「奥」夢山水十割 純米吟醸酒 無濾過無調整 生しぼりたてを飲んだ。

醸しているのは愛知県幡豆町の山崎合資会社。

最近、愛知の酒に目覚めている。
このブログでも紹介した「義侠」「醸し人九平次」「蓬莱泉」は確実にゲキウマ地酒だが、この「奥」もすごかった。

蔵元は「濃い酒」を目指したという。
香りが高くてしかも味の濃い酒が目標だったそうだ。

精米歩合を上げて米を磨き上げ、芯白部分だけを使えば香りは出やすい。
でも、この「奥」は精米歩合60%。
ぎりぎり「吟醸」を名乗れる数字だ。

夢山水という酒米を使っているのだが、けっして削りすぎず、米の旨みを濃くだそうとしている。
アルコール度も高い。18.5度もある。
普通は17度台だ。15〜16度台の酒もある。

「十割」というのは米が持っているアビリティを全部出しちゃおうという意味なのかな。
当然、無濾過で、加水もしていない。
生で、しぼりたてである。

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「裏」鍋島

「裏」鍋島 純米吟醸 隠し酒 生 1800ml 2630円を飲んだ。

「裏」で「隠し酒」である。なんか思わせぶりだ。
ラベルの「鍋島」の文字も左右に反転している。

以前、このブログで「鍋島のラベルの字は子供が習字で書いたみたい」などと失礼なことを言ったが、左右反転しても字のバランスがいいので驚いた。
こういう字は本当にうまい人の字だと思う。

私なんか、自分の絵を反転させるとひどいことになる。
左右のバランスがメチャクチャになり、人の顔など思い切り歪んでしまう。
要するに最初から歪んでいるということだ。

脳も含めて身体の左右バランス自体が良くないのだろう。
子供の頃から、跳び箱をするとうまくマットの真ん中に着地できなかったし、水泳をするとどんどん曲がっていった。

もう、この歳だし、歪んだまま人生を真っ当するか。

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萩乃露 吟吹雪45と鍋島 純米吟醸山田錦と鍋島 純米吟醸 兵庫県特A地区山田錦

新年明けましておめでとうございます。

年末から営業用の原稿(ネーム)をせっせと描いていて、新年を迎えたというのにブログが放置状態になってしまった。
最近は、ちょこっと何か書きたい時はツイッターがあるし、あれに慣れると長文を書くのが億劫になってしまう。
いったん書きだすとどんどん書くんだけど。

さて、私的に酒代が激減している昨今だが、年末〜年始はそれなりに飲むことができた。
正月は超うまい地酒を飲んでやろうと思っていたので、年末に而今やら山間やら村祐やらの新酒が手に入らないか画策したのだが、どうやら、これらの地酒は私がこのブログで2008年頃に紹介した当時とは比べ物にならないほどレア化しているようだ。

扱っている酒販店に常時張り付いてリサーチを続け、必要なら直接電話もかけ、常連客としてかなりの頻度で買っていて、店主とそれなりにコミュニケーションを取っていないと入手の目処が立たない。

それでも、十四代のように常軌を逸したプレミア価格がついていないだけましか。
而今や山間など、個人がオークションにかけて値をつり上げることはあるが、今のところ、酒販店がプレミア価格で売る状況にはなっていないようだ。

酒蔵がそれを許していないのかな。
正規の酒販市場でプレミアがついてしまうのは、酒蔵が「幻の酒」を普通酒と抱き合わせで売ったりするから生じるのだが、上記の蔵はそれをやっていないのだろう。
そもそも少量生産で、若い杜氏が自分の理想と情熱を表現するために造っている地酒だし。

扱う酒販店の店主の意識が高いというのもあるだろう。
抽選とかになって、入手が難しくなるのは仕方がないとしても、けっしてプレミア販売だけはしたくないという思いが強いのだと思う。
ゲキウマの地酒は、金持ちや好事家や、「幻の酒」を転がして投機的に扱うやつらには渡したくない、本当に飲みたい一般の酒好きに届けたいという信念があるのではないか。

さて、上記の地酒は手に入りにくくなったので、今回はそれらと全く遜色のないうまさで、しかも楽に手に入るゲキウマ地酒をご紹介。
昨年12月〜今年にかけて飲んだ3本である。

「萩乃露 純米大吟醸 吟吹雪45 槽場直汲み(ふなばじかぐみ) 中汲み生酒2010 1800ml 3.990円」
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萩乃露は2008年の夏に「萩乃露 純米大吟醸 槽場直汲み 中汲み生酒 1800ml 3.990円」をこのブログで紹介している。
その時の感想は「これはすごいです。とろみを感じる濃厚な旨味、甘味。ただ甘いだけじゃなく、華やかな吟醸香もちゃんとある。それでいてキレが超高速。これまで飲んだ中で一番うまいを更新したかも。」だった。

今回、値段も同じだし、名前はちょっと変わったが同じ作りの酒だろうと思い、吟吹雪45を買った。

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奈良萬 純米生酒 おりがらみ

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「奈良萬 純米生酒 おりがらみ 1800ml 2.730円」を買ってきた。

一口飲んで……う〜む、ちょっと甘みが薄いかな。

例年の奈良萬のイメージと、さらにおりがらみ(タンクの中の絞る前のもろみが少し入っている)ということから、かなりの甘みを期待していたので、そのギャップが出たかも。

個人的な見解だが、毎年、奈良萬はただの純米でも純米吟醸と遜色ない甘さがあるという印象の酒だ。
あとは、貴なんかもそう。

而今とか三重錦だと、純米吟醸と純米ではだいぶ差がある。
純米吟醸は買ってきて封を開けて飲んだ瞬間からとろ〜っとした甘みがあるのに比べて、ただの純米の方はじっくりと3日以上、常温でいじめてあげないと甘みが出てこなかったりする。

ただ、これは好みの問題で、純米には食中酒というか、メシ食いながらオヤジが晩酌するって役割?があって、そういう方向の方が好まれやすいかも。
奈良萬も今年のはそっちの方向に行ったのかもしれない。

でも、うちの玄関付近で数日常温保存し、飲み進んでいって、下の方に溜まっている「おり」がたくさん混ざる頃にはだいぶ違ってくるかも。
1升瓶で飲んでいく時の楽しみがそこにある。

この酒に合わせた今晩のツマミは自作の「ビンチョウマグロの昆布じめのヅケ」
作り方は簡単で、サクで買ってきて切って、桃屋の塩だれ&醤油&同量の緑茶&出汁昆布に5時間ほど漬けただけ。
かなりうまい!純米酒に合う!

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ツマミを自作すると、酒が異様においしく感じるので、皆さんも試してみて下さい。

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亀の甲 純米大吟醸 寿亀 11%と義侠滓がらみ五百万石60%

久しぶりに、激ウマ地酒紹介の記事を。

亀の甲 純米大吟醸 寿亀 11% (720ml 10,500円)

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ファンの方から送っていただいたお酒だが、なんと精米歩合が11%!!
大吟醸のすごいのでも30%くらいなのに、11%?!

酒米のごくごく芯の部分の、さらにうまいところだけを使って醸した日本酒なのだ。
しかも酒造米は幻の酒造好適米とされる「亀の尾」である。

検索して調べてみたら、なんと9%で作った年もあるようだ。
酒米の91%を使わないってことか!
贅沢極まりない酒である。

味は単にスッキリの極み、とかじゃなく、ちゃんと米の旨みが生きている。
甘みもしっかりしているし、うまい。
引っかかる雑味は皆無なので、するするどんどん飲んでいけるが、そんな飲み方はもったいないと思ってしまう極上に洗練された酒。

送って下さったのは、料理が得意な主婦の方で、腕前はプロ級である。
ブログに行くと、これは叶姉妹みたいに家にシェフを呼んで作ってるんですか?と聞きたくなるくらいの本格的な料理の写真が並んでいる。
寿亀はこういう方が選ぶお酒にふさわしいと思った。
私の散らかり切った仕事場で、自作の漬け物をツマミに飲むのは申し訳ないというか(笑)。
でも、メチャおいしかったです。本当にありがとうございました。

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梅乃宿 純米吟醸 季節限定生

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「梅乃宿 純米吟醸 季節限定生」(1800ml 2.625円)を買った。

例によって、夏だというのに常温放置(クーラーは入れてるが)。
その日の下描きノルマを終えて、『Dr.HOUSE シーズン3』の字幕版を観ながら、安売りのメバチマグロの刺し身をツマミに飲み始める。

これはソートーうまい。
口に含んだ瞬間に旨みと甘みが広がる。
グラスに注いでいる時から芳香ただよっていたが、口に含むとさらにすごい。

雑味は一切なし。キレは最高。
味の雰囲気的には「而今」に近いか。
これまで飲んだうまい酒ベスト10には確実に入る。
2,625円でこれだから、コストパフォーマンスは文句なしだろう。

次も連続でこの酒を買って飲みたいと思う、飲み飽きしない酒である。
夏季限定と言わず、ずっと売ってほしい。

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「遊穂」純米吟醸 無ろ過生原酒 山田錦美山錦55%

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「遊穂」純米吟醸 無ろ過生原酒 山田錦美山錦55%(1.8ℓ 2,900円)を買ってきた。

例によって、部屋の中の暗がりに放置。

サッカーワールドカップの日本−デンマーク戦まで、必死に『実在ガキんちょ日記』のネタ出し。
先月あたりから投稿ネタも増え出して、メールだけでなく、封書で編集部宛てにけっこう届くようにもなり、どれを選ぼうかという贅沢な悩みも味わえるようになった。

たいてい、元ネタそのまんまだと私のテイストの4コマギャグとはちょっと違ってくるので、元ネタを損なわないようにしながら、私なりにアレンジしたり、オチをつけたりという作業を続ける。

まずまず、ネタもそろって気力も体力も限界になった頃にテレビをつけると、日本戦が始まる寸前だった。

西友で買ってきたメバチマグロ赤身の刺し身(切り落とし部分がけっこうたくさん盛ってあって299円)をツマミに、「遊穂」を飲み始める。

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バレンタインビール

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ブログに書くのが大幅に遅れてしまったのだが、バレンタインデーに読者の方からビールを送っていただいた。
なんと「Chocolate Stout」というチョコ味のビールだ。

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一白水成 純米吟醸袋吊り生酒

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収入減で地酒を買うのを自粛していたが、正月用に1本買った。
1本だけなので、何を買うか迷ったけど、前から興味のあった「一白水成(いっぱくすいせい)」純米吟醸 袋吊り生酒1800ml 2.940円に決定。

うまい!これはかなりの酒だ。
口に含んだ感じは、以前このブログでも紹介した「鳳凰美田(ほうおうびでん)純米吟醸しずく絞り斗瓶取り生(亀の尾)によく似ている。
吟醸香が豊富で、旨みもキレも最高レベル。
おそらく多くの地酒好きがベスト10に入れるのではないか。

ただ、私個人の好みから言うと、ちょっと甘みが足りないか。
おそらく私の好みが偏っているのだと思う。
私の場合、吟醸香を犠牲にしてでも、多少雑味が入ってしまっても、米の甘みがたっぷり出ているのが好みだ。

だから、オリがたっぷり入っているとうれしい。
と言っても、下に5センチ以上オリがたまってて安易に開けると爆発するようなすごいにごりはちょっと苦手なのだが、造りの良い純米にほどよくオリを絡めてあるような酒は、あたかも蔵を訪問してそこで搾りたてを飲ませてもらう時のような味わいがある。

今月16日発売の『よしえサン日記』4巻にはマンガ家Sの地酒好きぶりを紹介した回がいくつか収録されている。
『よしえサン』の頃に描いていた全国地酒コレクション時代を第1期とすれば、今度の『よしえサン日記』4巻では、地酒バカがようやく落ち着いてきて第2期を迎えたという感じか。
ツマミを作る腕もちょっと上がってきて、レシピもいくつかマンガで紹介したので読んで下さい。

しかし、どこかで週刊連載を取らないことには、今年も当分地酒が買えないな……_| ̄|○

今、モーニングに持ち込む新作ネームの仕上げにかかっているところ。
年末から猛烈な勢いで描いていた。

今年の目標はモーニングで復活連載!
今の私には大それた夢なのかもしれないが、石にかじりついても実現したい。
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