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2010年5月

佐藤秀峰さんの捏造?勘違い?

佐藤さんのツイッターに以下のような文章が書かれた。

面白かったですよ。わざわざありがとうございました。「私怨」と騒いでいる方には、サイトのオープン前、「詳細を知りたい」とブログで書かれていたので、メールでお伝えした所、返信もなく、いきなりブログで詳細を晒されたことがありまして…そういう方なんですよ…。

「「私怨」と騒いでいる」って、私のことだろうか……。
だとしたら、この文章に書かれていることは全くの間違いである。

まず、私は佐藤さんに対して「詳細を知りたい」とブログで書いたことは一度もない。
私は「佐藤さんは全てのマンガ家に対してサイトのシステムを公開すべき(公開して議論の俎上に載せて多くのマンガ家にとってより良いものにしていく努力をすべき)」と提言しただけである。

で、それに対して、佐藤さんは私に対し「公開はできないが、個別にお知らせはしている。須賀原さんにも説明文をお送りしましょうか?」(大意)とメールで打診してきてくれたのだ。(これは素直にうれしかった。)

私はもちろん、それに対してちゃんと返信をした。(だから、「返信もなく」は佐藤さんの勘違いか間違い。)
以下、青字と緑字部分が私のメール全文である。

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ひろゆき氏が降りて2ちゃんも終わりかけてる?

「言説存在」という言葉をだいぶ前にネット上で目にした。

ネットと言ってもインターネットじゃなく、その前の時代に盛んだったパソコン通信でのことだ。

ニフティサーブというパソコン通信のサービスがあり、最盛期でたしか600万人くらいの会員がいた。
有料で、会員は実名や住所などを登録し、IDとパスワードが交付された。
発言はハンドルネームでもかまわないが、IDと一緒に表示されるので、2ちゃんねるのように全員が「名無し」なのとは全く違う。

ニフティサーブではハンドルネーム(以下、ハンドル)がその人であり、人格であった。
いわば「ハンドル存在」とでも言おうか。
まあ、リアル社会での実名存在と同じようなものだ。
行動範囲がニフティサーブのネット空間に限られるだけで。

恥ずかしい発言をしてしまうと、ハンドル存在としての人格にキズがつく。
議論でみっともなく負けるとハンドル存在のプライドがズタズタになる。

運営側も1人1人の身元を捕捉しているので、荒らし行為をする人には厳しい処置をしていた。
発言削除はもちろん、会員削除なんてのもたまにあった。
「バカ」とか「キチガイ」なんて言葉を会話の相手に浴びせただけでも発言削除だ。
今の2ちゃんねるの投稿なんか、膨大な数、削除されてしまうだろう(とても作業が追いつかないだろうけど)。

各フォーラムにはシスオペという統率者がいて、フォーラムにはいくつも会議室があって、各会議室にはボードリーダーがいた。
まあ、なんて言うか、それで普通ではあるんだけど、学校とか会社の組織とあんまり変わらない窮屈さがあったのも事実だ。
ネット上とは言え、「発言する『人』」の存在は明確だったので、こうなるのもしょうがない。

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勝間和代vsひろゆき対談を観ての感想

勝間和代氏とひろゆき氏の対談をニコニコ動画で聞いた。

勝間さんは、「私は誰にも言い負けない知識人で論客。どのような反論、質問にもよどみなくスラスラと間違わずにに答えられる人」を演ずることに必死で、言っている内容は支離滅裂だったように感じた。

この人の場合、しゃべっている最中に、「はあ?」「ええ?」などの逆相づちを打ち続ければ5分で理性が崩壊するタイプだと思った。
常に相手がうなづいて肯定の意を示してくれないと成立しない論者。

ネットにおける実名・匿名の議論にしても、「実名なら投稿者が責任を持つようになり誹謗中傷も減る」という主張をするなら、対談の中で言われていたようないわゆる「山田太郎」ではダメだ。
そんなのは、ひろゆき氏の言う通り「名無しさん」と何も変わらない。

ネットにおける実名制をまずきちんと定義、提示すべきだった。

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一色登希彦さんとのやり取り2回目

昨日の私のエントリー「一色登希彦さんからご意見をいただいた」に対し、さらに一色登希彦さんからの反論「須賀原洋行さんのブログのご意見拝読しました。/その2」をいただいた。

どうにも噛み合わないなあ、と思って読み進んでいたが、この議論を読んでいた方がツイッターで反応して下さり、私の本意が一色さんに伝わったようで、1対1のやり取りは難しいことを痛感した。

で、議論だが、一色さんもおっしゃっている通り、双方、おおむね主張は出尽くしていると思うのだが、一色さんの追記の部分でまだ私の本意が伝わっていないところがあるので書いておこうと思う。
いい具合に一色さんが収束して下さっているのに、さらに書いてしまうのが私のKYなところなのだが、見せかけの融和はもっとイヤなので。
(以下、引用部は青字。)

ただ同時に「漫画onWeb」というものが、須賀原さんには申しわけないですが佐藤さんの「感情」を抜いてはやはり存在しえなかったと思います。
ですので佐藤さんに「感情を抜きにしてやってくれ」と我々が求めるのは酷だと自分は考えます。
それでも、読者さんお客さんに向けての誠意は佐藤さんは保っていますし、「漫画onWeb」の佇まい自体も決して「感情的」ではありません。

私はむしろ、佐藤さんがご自身の感情を一般読者にも明白に個人的感情としてサイト上で吐露していたのなら、編集者(直接の当事者はともかく)も私も不快になったり参加を怖くなったりしなかったと思います。
「佐藤さん、お気の毒」で済んでいたはず。

しかし、佐藤さんは一見、一般読者達にはさほど感情的には見えない表現でいかにも「業界の実態」みたいなものを暴露マンガや日記やツイッターで語ります。

私やまともな編集者から見ると、佐藤さんが個人的に体験したごく一部の編集者との関係における個人的イザコザやそれによって持つに至った個人的感情に過ぎないものを、(一色さんが使われる言葉をお借りすると)「一般化」して「(客観的な立場からの)告発」の形を取るのです。

多くの一般読者は、「編集者ってあんなひどい態度でマンガ家に接してるんだ」「出版社ってマンガ家から搾取しまくりなんだ」と思うでしょう。

「出版業界で描いていてもマンガ家は自分の儲けを中抜きされ恒常的に搾取され続けるだけ、編集者は自分の心を疲弊させるだけの存在、だから個人サイトを立ち上げたんだ、やっと本当の自由を手に入れた、もはや紙の出版社の終わりの始まりだ」という空気を作り、それを漫画onWebの駆動エネルギーにしているように私には見えるのです。

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一色登希彦さんからご意見をいただいた

マンガ家の一色登希彦さんから、私の「佐藤秀峰さんの質問コーナーへの疑問」に対する意見「須賀原洋行さんのブログのご意見拝読しました。」が寄せられた。
(以下、引用部は青字。)

今回は、
「漫画onWebオープン間際まで(略)原稿を出展させていただこうと思い、(略)作業をしてたんだけど、今のままじゃ怖くてとても参加できないよ。」
と述べていらした点についてのみ、自分の立場と無関係ではなく思い、考えを述べさせていただきます。

「漫画onWeb」への出展をお考えだったということでしたら、出展されるかどうかのご判断は、佐藤さんへのご評価と切り離してお考えになると良いのではないでしょうか?

切り離してお考えにならないと、須賀原さんの行動原理は「佐藤さんが、自分の思う「漫画家の心根」を持たない限り、漫画onWebには出展することはできない」というものになると思います。
そして、お気付きなのではないかと思いますが、佐藤さんが、須賀原さんがお考えになるような仕事観を持たれるようになる可能性は、高いようには思えません。

それは、個人の考え方の問題です。
その問題と、「出展するかどうか」といういわば「職業人がどのような仕事の仕方を選ぶか」(あるいは「趣味人がどのような遊び場を選ぶか」)という問題は、論理の舞台が違うと思います。

基本的な部分で誤解があると思う。

私は佐藤さんの「漫画家の心根」だとか「仕事観」に問題があるとは思っていないし、ましてやそれを変えたいなどとも思っていない。
そもそも、それだったら、最初から出展自体、微塵も考えないだろう。

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佐藤秀峰さんの質問コーナーへの疑問

今日、マンガ家の佐藤秀峰さんの日記に「質​問​コ​ー​ナ​ー​  ​第​2​9​回」がアップされた。
いつも興味深く読ませていただいているのだが、中には「ん?それは違うんじゃ……」と思ってしまう回答もある。

あのやり取りだけだと、多くの読者が佐藤さんの一方的な視点だけでマンガ家と出版社・編集者の関係を見てしまい、誤解が固定してしまうおそれがあるので、同業者として別の視点から異論を述べておこうと思う。
(以下、引用部は青字。)

Q.「新ブラよろ」9巻の表紙の件ですが、佐藤社長が描くのではなく、漫画onWeb及び、佐藤秀峰の作品が好きだというすべての人に、表紙を描いていただくっていうのはいかがでしょうか?
〜(中略)〜
9巻の表紙が白紙で発刊されるよりは、漫画onWeb及び、佐藤秀峰を応援したいっていうみんなの気持ちが詰まっている寄せ書きみたいな感じで良いかな?って思います。

A.単行本は出版社の商品なので、まず出版社がそのようなことはしないでしょう。
〜(中略)
「漫画onWeb及び、佐藤秀峰を応援したいっていうみんなの気持ちが詰まっている寄せ書き」を、出版社がカバーとして採用するかと言えば、しないと思います。
彼らにメリットがないので。

これはちょっと、佐藤さんの詭弁という感が否めない。

読者の寄せ書きみたいなものをコミックスの表紙には使えない理由は単純で、それじゃ売れないからだ。

寄せ書きしてくれる読者が横尾忠則とヒロヤマガタと千住博の3人とかだったら(しかもタダか格安だったら)、編集はよろこんで使うはず。

「(佐藤シンパの一般読者たちの寄せ書きでは)彼ら(編集)にメリットがない」と佐藤さんは断じているが、断じることができるのは、実は佐藤さん自身も「そんなのじゃ売れない」と思っているからではないだろうか。

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愛車を手放す時が来たか?

またクルマのバッテリーが上がった。
乗らないからだ。

夜食の買い物とかにしか使っていない。
2日置きくらいでちょこちょこ乗るのだが、距離が短い。

5年ほど前までは原稿をクルマで名古屋駅まで週に1.5回くらいのペースで持っていっていた。
新幹線便の受け取り窓口に出すためだ。
紙の原稿で最後まで仕上げていた時代。

今はペン入れまで紙で、後はパソコンでデジタル処理。
原稿送付はデジタルデータをメールで送るだけ。
極端にクルマを使う機会が減った。

しかもこの1ヵ月くらいは夜型生活で、深夜に買い物に行っていた。
ライトをつけ、雨だとワイパーもかける。
むしろ、乗るほどバッテリーを消費していた。

GW進行で作画作業が続き、中5日で久しぶりにクルマに乗ったら、エンジンがかからなくなっていた。
キーを回すと、カチチチチって音がするだけ。

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