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森永卓郎氏が無茶苦茶言ってる

経済評論家の森永卓郎氏が「民主党は高速道路の料金所とETCシステムを破壊せよ!」と言っている。
(以下、森永発言の引用部分は赤字で)

高速道路を無料化し、あちこちに出入り口を増やせと主張している。
料金収受・チェックのためにインターチェンジは一定の距離をおいて設置されているので数が制約されるが、無料化すれば「取り付け道路と合流部分の用地を確保すれば、いくらでも出入口が増設できる」 とのことだ。
これで「地域の物流や人流が革命的に向上する」 そうだ。

確かにそうかもしれない。

だが、当然、これによって渋滞はひどくなり、環境問題にも悪影響をもたらすだろう。

ところが、驚くべきことに、森永氏はこれを否定しているのだ。

 2つ目の役人の主張は、「渋滞がひどくなる」ということだ。だが、この点についてはすでに実験がなされている。今年のゴールデンウィークから実施した1000円政策だ。確かに大都市圏では渋滞がひどくなったために、メディアは大混乱のように書き立てた。
 だが、地方はそうではなかった。わたしはずいぶんと各地を走り回ったが、どこもがらがらだったのである。この目で見たから間違いはない。もちろん、夏休み期間中はそれなりに混み合ったが、それは毎年のことである。地方の高速道路はもともと交通量が少ないのだから、たいした道路混雑にはならない。
 3つ目は、「環境に悪い」という主張だ。渋滞すれば燃費が悪くなり、環境によくない車が増えて、環境破壊につながるというのである。だが、少なくとも地方ではその逆だ。
 一般道と高速道路をくらべて、どちらが燃費がいいかといえば、間違いなく高速である。信号がない分だけ燃費がよくなり、わたしの車では約1.5倍走ることができた。

夏休みに(当然大きな連休も)渋滞することは認めている。
これに「地域の物流や人流が革命的に向上する」が加わるのに、渋滞がひどくならないというのはどういう論理だろうか。

また、平日はがらがらの地方の高速道路に関しては、無料化で大渋滞になることはないだろうが、通行量は「革命的に」増えるだろう。
経費節約で下の街道を走っていた運輸業のトラックなどは全部高速に乗ってくるだろうし。

激増すれば、渋滞で燃費が悪くなることはなくても、排出ガスは猛烈に増えるはずだ。

また、そもそも、森永氏はあまりクルマのことを知らないのではないだろうか。

世の中にはクルマ好きという人種がいる。
クルマに乗ること自体が大好きな人たちだ。

愛読書は「NAVI」とか「CG」とか。

連休でなくても、週末にはドライブに行く。
クルマ好きで集まってツーリングをしたりする。

タダなら当然、高速道路に乗りまくるだろう。
高速道路を走るのはかなり楽しい。
高速道路では愛車の性能をかなりのレベルまで引き出せるからだ。

普段は街中でチョロチョロ走るしかないストレス。
これを発散したい。

休日に限らず、クルマ好きは平日でもちょっと気が向いたら乗りまくるだろう。
会社帰りなどにちょいと一走りとか。

特にクルマ好きでなくても、クルマを所有していて、気晴らしに家族とドライブ、彼女とドライブなんて人も増えるに違いない。
そこらの信号だらけの狭い街道を走るのはうんざりだが、高速ならスカッとするから乗りに行くかという感じで。

あと、歓迎できないことだが、暴走族がここぞとばかり走りまくる可能性がある。
特に深夜。
料金チェックがないので原付きまで入ってくるかもしれない。
警察の警備が大変だし、周辺住民は大変な思いをすることになるのではないか。

また、森永氏の言い分で、もう1つ、とても気になった部分がある。

 では、国土交通省の役人はどうやって高速道路無料化を叩きつぶそうとしているのか。彼らは次のような4つの点をあげている。
 1つ目は、「料金収受にあたっている社員やパートら、1万6000人の雇用をどうするのか」という点だ。
 これを聞いてわたしは、かつて暴対法(暴力団対策法)施行に反対したときの山口組の主張を思い出した。山口組はそのとき、暴対法施行によって路頭に迷う2万人の雇用をどうしてくれるのかと反発した。それと似たような理屈である。

高速道路会社の社員やパートさん達を暴力団の構成員と同列に扱っている。

料金所の係員には、定年後の第二の収入源として就職している熟年、老年の人たちもいる。
私の知り合いのお父上も働いている。
生活のために仕事を探して、選んだのであって、それを悪い組織の一味のように扱い、「無駄な部分で働いている人」 などとひとくくりにして切り捨てる森永氏の物言いは極めて傲慢だと思う。

タイトルの無意味な過激さといい、中身の乱暴な論理構成といい、とても専門家の意見とは思えない。
タレントが注目を引くためだけにあえて無茶を言っているようなイメージすらある。

最近の森永氏は、特にテレビを観て強く感じるのだが、どんどんコドモに戻っているような感じがする。
自分を批判するコメンテーターがいると、そっちを向いて、心底不満そうな歪んだ表情を続ける。
多分、無意識なのだろう。
家に帰ってからビデオで確認しないのだろうか。
もう、1年以上、あんな表情だ。
昔、「朝まで生テレビ」に出始めた頃の森永氏はもっと余裕があったような気がするのだが。

ちなみに私は高速道路無料化という社会実験はぜひやってみてもらいたいし、うまくいくなら全国で実現してもらいたいと思っている。
そして、さらに高速道路を増やしてほしい。
私はクルマに乗るのが大好きで、どこへ行くにもクルマがいいというタイプだからだ。
(最近はちょっと「鉄」に目覚め始めているが……。)

クルマはいろんな意味で自分の身体と心を延長してくれる道具だ。
これ1つで、自分のペースでいろんな所へ移動できるという快感。
ここに入ると気持ちが落ちつくパーソナル空間。
細かく語り出せば、いくらでも書けてしまうくらい、クルマが好きだ。

ただし、早急にエコカーを全国的に普及させねばならないとも思う。
クルマからの直接の排出ガスはゼロという時代が早く来てほしい。
エネルギーも太陽光のみというのが理想だ。

高速道路はサービスエリアを増やしてほしい。
料金所などで働いていた人たちもそっちに行ける。
民営化してから、うまい食べ物が増えたし、温泉施設などもできるようになった。

今後もいろんな工夫をして、クルマ文化は未来永劫続いてほしいものだ。

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» 高速道路無料化、果たして・・・・・っ!? [クリントン大西の裏日記]
19:20 横浜の人達とかが、先日神戸に来ていたらしい。アシャー氏が連絡を受けたそうだが、もちろんわたしや、関西組・ダークサイドグループはまったく聞いてません(笑)。おおお、おのれアシャー氏め、Fuck! ・・・・・などと書いてもみたが、まぁJM氏らはどうか知らん、わたしは突然遊びの誘いを振られても、「受けられる率」がごく低い(急に予定を変えられない)し、アシャー氏もそれを知っている。それで、無意識コントロールの下「まぁ、別に連絡はいいや」となったのだろう。実際、行くの無理だったし。だか... [続きを読む]

受信: 2009年9月25日 (金) 19時22分

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