エネルギーをくれる人々
ブログに「連載が打ち切りになって生活がマジやばい」「連載を取るまで酒は買わない」と書いたせいか、何人かの知人が食べ物や酒を送ってくれました(笑)。
「夢幻」の生は宮城県の中勇酒造店で蔵人として働いている知人が送ってくれたもの。
毎年新酒を送ってくれるのですが、先日のブログを書いたら2本目が(笑)。
このお酒、毎年どんどんおいしくなっていくのがはっきりわかります。
今年のは米の旨味が増して、キレも良くなり、常温で飲むとスルスルといけてしまいます。
生酒ですが、ぬる燗でも甘味が増しておいしくなりました。
近年、全国の杜氏・蔵人がどんどん若返っている感じがします。
『夏子の酒』『奈津の蔵』『蔵人』の影響でしょうか。若い新人杜氏・蔵人がどんどん増えているのでは。
造りも、年配の酒飲みが好きな辛口よりも、思いっきり甘味を出す芳醇傾向に触れている気がします。
私は辛口が苦手で、甘味旨味たっぷりでとろみを感じるような酒を求めているので大歓迎です。
「伏見清酒ふり袖純米大吟醸」は京都のお医者さんが地元の銘酒詰め合わせセットを送ってくれたうちの1本。
甘味、旨味、香りが豊富でキレも良くて、とてもおいしいです。
まだ4種類残ってますので、それぞれじっくり味わって大事に飲みます。
「宮崎牛手造りハンバーグ」は大阪の知人が送ってくれました。
これ、うまいです。
肉はひき肉というより牛肉を粗く刻んだ感じ。
肉汁もたっぷり出てきて旨味たっぷり。
家族一同、ガツガツ食い続けてました(笑)。
2004年に仕事が減った時にも某痔A隊の人が「戦闘糧食」を段ボール一杯送ってくれたりしました。(『よしえサン日記』1巻で紹介しています。)
まさに非常食として家族が食いつなげました(笑)。
しかも、この「戦闘糧食)どれもけっこううまい。
沢庵の缶詰めとか、ウインナーとか、海軍カレーとか、どれもうまかった。
肉体的、精神的にきつい状況にある時、人はうまいものを求めるのでしょうか。
痔A隊にはいろんな分野のこだわり人間がたくさんいそうですね。
あ、今回は知人に食べ物を送ってほしいという催促ではありませんので、念のため(笑)。
苦しい時に手を差し伸べて下さる人達に、心からの感謝を示したくて書きました。
本当に本当にありがとうございます。
仕事のほうは、先日、某編集部に持ち込みに行ってきました。
喫茶のフロアで目の前で編集さんに原稿を読まれている時は完全に新人の頃の気分に戻ってました。
まだまだ、連載をいただくのは遠い感じで、これからどんどんネームを送り続けて、編集さんが根負けして(笑)連載OKしてくれるまで粘るしかありません。
思い返せば、84年に『気分は形而上』でデビューして、4回目で打ち切りになった時も、しつこくネームを送り続けて再新連載をいただきました。
あの時の根性をもう一度絞り出すしかありません。
この歳になってもまだマンガ家人生に必死になれるのはむしろ幸せなことだと思って頑張ります。
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