« 2009年3月 | トップページ | 2009年5月 »

2009年4月

『真剣10代さぼり場』再掲15

Photo
Photo_2
Photo_3

「口パク」ネタは2003年12月、「口が急須」ネタは2005年5月、「言論イタコ」ネタは2005年7月です。

「口パク」ネタを読み返してみて、2コマ目の書き文字、「見ばえしない」が気になりました。
正しくは「見ばえがしない」なのかな。
「大歌手」も「大物歌手」のほうがよかったかも。

「急須」ネタは多分、静岡の中学か高校で生徒が茶摘み体験をしたというネタだったはず。

「サマーセミナー」というのは毎年夏に行われているイベントで、「誰でも講師になれ、誰もが生徒になり、本当に学びたいことを学んだり、いつも疑問に思っていることをいっしょに考えたりできる「夢の学校」」だそうです。
詳しくはここをご覧下さい。

| | トラックバック (0)

マンガ連載もシェアリングの時代だ!

今、マンガ家の「連載貧乏」が話題になっている。
昔から言われてきたことではあるが、最近になって、マンガ家の佐藤秀峰さん一色登希彦さんなどがご自身のサイトでアピールしていることで、ネット上ではかなり盛り上がっているようだ。

「連載貧乏」というのは、要するに原稿料だけでは作画アシスタントに支払う給料他の経費がまかなえず、赤字になってしまい、描けば描くほどお金が出ていくような状態のことだ。

単行本が出て、印税がたくさん入れば収支は黒字になるが、単行本は絶対出せるとは限らないし、出ても売れるとは限らない。

そこで、前述のマンガ家さん達は新しい発表システムを模索しておられるようだ。
それについては、私は今のところ何も論評するつもりはない。

ただ、「連載貧乏」に関して、私の考え方を書いておきたい。

例えば原稿料が1枚1万円として、週に20ページの連載だとする。
それだと月が4週として、80ページで原稿料による月収が80万円。
昨今の緻密な絵のストーリーマンガだと、背景のクオリティを維持していくために、アシスタントが3人は必要みたいだ。
私はそういうマンガを描かないのでよくわからないが、一色さんの試算ではそれで70〜80万円はかかってしまうようだ。
佐藤さんも同じようなことを言っておられる。
これだと原稿料ではまず生活できない。

でも、単行本が出て、仮に印税が1億円入る大ヒットになったら、単行本が1冊160ページと仮定すると、2ヵ月に1冊出せるので、年に6冊出せて、年収6億円である。

ここで私は考える。
じゃあ、月刊連載(週刊誌なら月イチ連載)でいいじゃないか。

そして、アシスタントは使わずに1人で描く。
週刊連載で3人必要だったなら、月刊連載なら4倍の時間が使えるから、1人で全部描けるはずだ。
現に、私の知人のマンガ家IさんはA誌でそうやって描いておられる。
たまに月刊連載も落とすけども。(い、いや、落とすじゃなくて(^=^;)、マイペースでクオリティの高い作品を描くことを優先してる、ですね。ごみんなさい)

それだと、原稿料が1万円でも、月20万円は丸ごと自分のものだ。
1人なら特に大きな仕事場はいらないし(生活している自宅で十分だろう)、アシさん達の食費や交通費もかからない。

それでも8ヵ月に1回1億円の印税が入る(上述の仮定では、ですが)。
年に1.5億円だ。
私だったらこれで十分である。(てゆうか、印税が2千万円くらいあれば文句ない)
売れれば原稿料も上がって、例えば1枚3万円までいけば、原稿料だけでも月に60万円になるし。

アシさんをたくさん、それも毎週何日も呼ぶと気疲れするし、経理作業も大変だろう。
アシさんの生活が自分の腕にかかってくるというプレッシャーもあるだろうし。

有名な週刊マンガ誌に連載を持ちたいマンガ家はたくさんいる。
別に、そこのマンガ家全員が無理して原稿料が全部飛ぶ体制を組んでまで週刊連載する必要ないじゃないか。
みんな月イチにして、他のマンガ家にも連載をシェアしてもらいたい。

私のような4コマやショートギャグマンガの場合なら、1回あたりのページ数が少ないので、1本だけの連載なら週刊連載じゃないと食っていけないが、絵がストーリーみたいに緻密じゃないので、アシさんは1人(月に20ページ以下なら1人分のアシ代もストーリーの人の4分の1以下)で十分。
あるいは初期投資さえすれば、パソコンでかなりの作業ができる。

売れてるマンガ家さんたちはご自身の肉体・精神を気づかい、適正な仕事量に減らし、その分、他のマンガ家に愛の手を!

え?結局、自分にも仕事を回せって言いたいだけだろって?
そ、その通りだ!

| | トラックバック (0)

『わかりあえない人々』ネットコミックで復刊

2002年に竹書房から出した『わかりあえない人々』全1巻が電子貸し本サイトRentaから配本されています。
最初のほうは無料で立ち読み可能ですので、興味のある方はアクセスしてみて下さい。

ピテカントロプスで描かせてもらっていた『けつちゃん』と同じ閲覧用ブラウザを使っているようで、使い勝手も良いし、とても画像が鮮明です。

もしかしたら、10年後くらいには紙の単行本がなくなってしまい、全部こういう形式で売られるようになるのかもしれないですね。
A5版くらいの大きさの、有機ELか何かの薄い電子ペーパーを持ち歩き、いつでもどこでもマンガが読めてしまう時代がすぐそこまで来ているのかしれません。

私の過去の単行本はほとんどが絶版になっています。
かと言って、全然、今の若い世代に読まれなくなっているかというとそうでもありません。
親が『気分は形而上』や『よしえサン』シリーズを若い時に買って持っていて、その子供が本棚から出してきて読み、ファンになって「ファン交流掲示板」に来てくれたり、メールをくれたりしています。

これは文句なしにうれしいことなのですが、もし、今も単行本が全部現役で書店に並んでいたら……と考えてしまうのも正直なところです。

ただ、並んでいたとしても、昔のような売れ方はしないし、細々と売れる作品であったとしても、そもそも書店はそういう作品に棚のスペースをさくことはしないでしょうね。
出版社も在庫を抱えていると、それだけで税金がかかるので、一定の売れ行きが見込めない本は増刷しません。

しかし、近年になって、上記のように電子コミックとして過去作がお金になる形でよみがえるようになってきました。
このブログの左側に「オンラインコミック」として並べてある作品がそうです。

この方式はまだまだ発展途上で、今はまだこれだけで生活できるマンガ家はほとんどいないでしょうが、今後、ケータイと電子ペーパーという組み合わせでマンガを読むことが主流になれば、今の出版システムは大きく変わるかもしれません。

まあ、マンガ家はそういうことに関係なく、常に面白い作品を描き続けなきゃしょうがないわけですが。
ええ、とっととネームに戻ります。

| | トラックバック (0)

瀬川スレで指摘された

ひあ〜〜〜っ、さっき、2ちゃんの瀬川スレを見たら、
*****************************
ある漫画家のブログで、どうもこのスレを読んでるんじゃないかと思うんだけど
「次は竜王戦の田丸戦か棋聖戦の宮田戦」って断言しちゃってて
ちょっと不思議に思ったもので。
*****************************
というレスが!

そうです。
スレを読んで、次は宮田戦だと思い込んでました。
ごみんなさい。

考えてみれば、まだ今年の棋聖戦五番勝負の挑戦者も決まっていないというのに、次の予選の組み合わせが発表になってるわけないですよね。
大変失礼しました。

瀬川スレは常に読んでいて、瀬川四段の最新情報に注目しております。
たまに応援のレスも書いてます。
今後ともひとつどぞよろしく。>スレ住人の皆様

| | トラックバック (0)

アマからプロ編入の瀬川四段、あと1勝で順位戦棋士に昇格!

将棋の瀬川晶司四段が昨日の王将戦一次予選で橋本崇載七段に勝って、フリークラス棋士から順位戦棋士に上がるためにあと1勝となった。

瀬川晶司さんに関しては、将棋ファンでなくても名前を知っているかたはけっこうおられると思う。
2005年に、アマチュア将棋界からプロ編入を求める嘆願書を日本将棋連盟に提出し、1944年の花村元司以来61年ぶりという編入試験受験を許され見事突破、フリークラス四段の資格を獲得した人である。

瀬川さんは中学生で奨励会に入り、プロを目指していたが、年齢制限の26歳までに四段昇段を果たせず退会。
その後は大学に行き、普通に就職してサラリーマンをやっていた。
会社の将棋部に所属してアマチュアの将棋大会で全国優勝や準優勝を繰り返し、プロの棋戦のアマ枠での出場権を何度も得る。
そこでの対プロの戦績は17勝6敗、勝率0.739。
すでに35歳になっていたが、プロ棋士への思いが再燃して嘆願書提出〜合格となったわけだ。

しかし、フリクラ棋士には一定の制約もある。
まず、名人を目指す順位戦には出られない。
他の6つのタイトルは毎年、予選や決勝トーナメントorリーグ戦を最後まで勝ち抜けさえすれば、取れる可能性があるわけだが、名人だけは、順位戦をC2クラスからC1〜B2〜B1〜Aと昇っていってA級で1位にならないと挑戦できないのだ。

また、これが一番大きな制約なのだが、フリクラは基本的に10年までしか在籍できない。
10年以内にC2への昇級を果たせないと、そこで強制引退なのである。
瀬川さんはフリクラ棋士のままだと多分2016年の3月にはプロ棋士を辞めねばならなくなる。
その時は46歳、まだまだ働き盛りだ。
今度はどれだけアマで戦績を上げようと、プロには戻れないだろう。

しかし、順位戦の棋士になれれば、フリクラに落ちない限り、100歳でもプロを続けられる。

さて、冒頭に書いたように、瀬川さんは次の対局に勝つと晴れて順位戦棋士への昇級となる。

フリクラからC2に昇級するための条件は以下の通り。
1.年間対局の成績で、「参加棋戦数+8」勝以上の成績を挙げ、なおかつ勝率6割以上。
2.良い所取りで、30局以上の勝率が6割5分以上。
3.年間対局数が「(参加棋戦+1)×3」局以上。
4.全棋士参加棋戦優勝、タイトル戦挑戦。

瀬川さんは2.の条件において、現在直近22勝12敗。
次の対局で勝てば、見事条件をクリアする。

次の対局予定はまだ発表されていないが、おそらく棋聖戦1次予選か竜王戦昇級者決定戦である。
棋聖戦なら相手は宮田五段。
現在はC1クラスだが、詰め将棋選手権で(病気で欠場した年を除いて)毎年優勝している棋士であり、昨年度は全棋士の中で勝率1位賞も獲得。
渡辺竜王と同門・同世代で、胃を悪くして低迷した数年間がなければB1上位にいてもおかしくない実力派である。

竜王戦のほうは田丸八段。
元A級棋士だが、現在59歳で、今年フリークラスに転出した(降級ではなく自分から宣言して転出。規定によりフリクラ在籍期間が少し長くなる)棋士。
田丸八段が弱いというわけではないが、悠々自適の境地に入ったと思われる高齢棋士と、病気も快復して力が戻った宮田五段を比べれば、前者のほうが瀬川四段が勝てる確率は高いと思う。

どっちの対戦が先になるかは、将棋連盟の手合い係の胸先三寸?

ここはひとつ、米長会長が裏で手を回して竜王戦のほうを先に組んでほしいものだ。

米長会長といえば、2ちゃんでは叩かれまくっているが、瀬川四段誕生に関しては、米長会長でなければおそらく実現していなかっただろうと私は見る。

奨励会を突破して正規にプロになるのは極めて難しく、そこで挫折した人間にプロ編入のチャンスを与えるなんてのは、プロ側にしてみれば認めがたい話のはず。
しかし、将棋界に注目を集め、将棋人気を回復させるための絶好の話題になると米長会長はピピピッと判断したに違いない。

米長のケレン味はこういう時にこそ最大限に発揮される。
世間の注目を集めるワザにかけて氏の右に出る者はいない。いいにせよ悪いにせよ。

私の邪推だが、元奨でアマ強豪だった瀬川さんに、実は米長会長のほうから「プロ編入の嘆願書出してみたら?俺が何とかするよ」とか言ってそそのかしたんじゃないだろうか。
氏ならやりかねない。

編集試験実施を決める棋士会の投票では裏でさんざん根回ししただろうし、試験はプロとの6番勝負で3勝が条件だったが、ちゃんと3つ勝てるように用意してたと思う。

最後の6局目は試験官が米長、助手が弟子の長岡四段。
どっちが瀬川さんの対局相手になってもよいということになっていたと思う。
2勝3敗で来たら、米長会長は「私が直々に力を判定させていただく」とか何とか言って自分が指したに違いない。目立ちたがり屋だし。

ここで「米長哲学」では「相手にとって極めて大事な対局であればあるほど、こちらも全力で勝ちにいく」わけだが、この場合は「将棋連盟にとっての勝ち」を全力で現出する将棋を指したんじゃないだろうか。

そういう米長のケレン味が私は大好きである。

| | トラックバック (0)

将棋名人戦第二局&有料化の話

明日(21日)から羽生名人対郷田九段の将棋名人戦第二局が始まる。

今度は熊本城の中で行われるという。
基本的には数寄屋丸という建物の大広間を使い、明日(二日制の初日)は13時半〜15時だけ本丸御殿・桜の間に移動して、観客を入れた公開対局になるそうだ。

将棋連盟も将棋人気回復のためにいろんな工夫をしているようで、第四局は金剛峯寺、第六局は東本願寺渉成園でやるとのこと。

これまでは旅館かホテルの和室がほとんどだったので、お城やお寺での対局は興味深い。

江戸時代はいわゆる「御城将棋」が今で言うプロ棋士達の勝負の場だった。
プロと言っても、代々続く将棋専門の家系の棋士達が将軍様の前で自分と家の名誉をかけて勝負したわけだが。

さて、ちょっと前、このブログでも採り上げたように、第一局では「対局中、羽生名人にサインをねだるおじいさん」が現れて、NHKのニュースでも報じられるくらいの大騒ぎになってしまったわけだが、将棋の世界は、あれくらいの事件が起こるか、羽生さんが七冠独占したり、永世七冠にでもならないとなかなかニュースにはならない。

でも、将棋界には、将棋ファンにとってけっこう気になることが起こっている。

今、私が一番気になっているのは「タイトル戦ネット中継の有料化」だ。
現在、7つのタイトル戦のうち、ネット中継が有料なのは名人戦とその挑戦者を決めるためのシステムである順位戦だけだ。
月額500円で全ての対局のリアルタイム棋譜速報と解説コメント、棋士や対局関連のいろんな情報が載る応援掲示板が見られる。
応援掲示板には自分も書き込める。
過去の名人戦・順位戦についてもかなりさかのぼって閲覧できる。
私もこの有料会員に登録しており、月500円はけっして高いとは思わない。

しかし、他の6つのタイトル戦のネット中継は現在、どれも完全に無料である。
これを、タイトル戦の番勝負の棋譜のみ無料にし、他の付加価値(解説コメントとか動画、掲示板、ブログなどでの情報、予選の棋譜など)を実費の範囲で有料化するという案が将棋連盟から出されている。
いや、米長会長が言ってるだけかな?

とにかく7つのタイトル戦をまとめて考えれば、明らかに「有料化」なのだ。

ところが、将棋連盟の米長会長は「自分は無料化を望んでいるが、主催の新聞社やファンは有料化を支持している」といった主旨のことを「さわやか日記」「将棋の話」で述べている。

無料化って……、米長案では名人戦七番勝負の棋譜だけはたしかに無料化するけど、それ以外のタイトル戦は全て、無料から有料化じゃないですか。
なんでこんなわかりやすい詭弁を弄するのだろう?

そもそもタイトル戦のネット中継には、これまで将棋連盟は直接関わっていない。
どれも、主催の新聞社が契約した専門の中継記者を使うか、新聞社の中のスタッフが中継作業をやってきた。
王位戦を担当する北海道新聞や西日本新聞などは自前のスタッフがすごい入れ込みようで、2ちゃんの将棋板住人には「神」と呼ばれている。
30秒更新で対局室の棋士の様子を伝えていく画像はあるわ、実際の盤面を上から映し続けるカメラ映像はあるわ、大盤解説会場の動画はあるわ、対局する棋士のインタビュー動画はあるわ、ブログはあるわ。
で、これ全部無料なのだ。
まさに「ネ申」だ。

最近、将棋連盟は「電子メディア部」を新設し、米長会長の言う「ネット事業」の一環としてタイトル戦のネット中継も自前で運営していく方向に舵を切ったようだ。
棋譜の解説コメントで連盟のプロ棋士を正式に派遣するとか(これまでは棋士が自分の勉強のためやボランティア的に控え室に行って解説していたと思われる)、周辺情報や大盤解説の動画などを充実させ、その分の実費を「有料化」によってファンに負担してほしいということなのだろう。
それはそれでいいと思う。

しかし、なぜ「有料化」へのシフトなのに、「無料化」のようにファンに思わせるという、しかも誰もそんなふうに思うわけないという、変な作為を施すのか?

まあ、これはいずれわかってくるかもしれないので判断を保留するとしよう。

もう1つ言いたいのは、米長会長はあまりにも専門のネット中継記者というものの存在を軽く見過ぎているのではないかということだ。
彼らは元奨励会員だったり、大学将棋部の強豪だったり、アマならトップクラスの実力を持った人が多く、棋譜コメントでは基本的な手筋の解説などをほぼ正確にこなす。
同時に、控え室に検討に来たプロ棋士達がしゃべっていることを耳をダンボのようにして集め、取捨選択し整理して、棋譜コメントに検討陣の解説として挟んでいく。
藤井九段の「絶品チーズバーガー」(味のいい手を意味すると思われる)など、ジョークもしっかり拾って、棋譜コメントには独特のリズムが生まれる。
2ちゃんの将棋板の実況スレもしっかり見ていて、スレ住人が書き間違いなどを指摘するとすぐに直したりする。

こういうワザは一朝一夕にできるものではない。
長年にわたるプロ棋士達との信頼関係、中継記者同士の競い合い、2ちゃんとのコラボなどを積み重ねて、今や1つの職人芸の域に達していると言っていい。

「ネット事業」としてタイトル戦のネット中継を連盟主導で充実させようと思うなら、まずは中継記者職人たちへ最大限の敬意を払い、「ぜひとも協力してもらえないか?」と頭を下げるのが、連盟会長の筋というものではないだろうか。

そして、ファンにも「今はほぼ無料のネット中継ですが、今後もっともっと充実させますので有料化させていただきたい」と素直に頼むのが筋であると思う。

現状は、局面を泥沼化させてハラハラさせ、最後はファンを喜ばせる、いい意味での米長流だと思いたい。
私が米長ファンをやめずに済むよう、最高のケレン味を見せてちょ。

| | トラックバック (1)

名人戦で事件が!

今、ちょうど羽生名人対郷田九段の将棋名人戦七番勝負第一局が行われている。
今日は二日制の二日目。
朝からNHKBS2でテレビ中継を見ていたら、驚くべきシーンが!

なんと、対局室での観戦を許されているおじいさん(元観戦記者で業界では有名な人らしい)が、対局中の、しかも手番で次の手を髪をかき上げながら熟考している羽生名人に対して、扇子にサインをねだったのだ。

一瞬、何を求められているのかわからないといった反応をする羽生名人。
でも、要求に応じてサインをする羽生名人。
これが公共放送のテレビ中継にそのまんま流れた。

相手の郷田九段もあきれてるし、記録係は急に頭を伏せてしまった。
アナウンサーも明らかに動揺してたし、大盤解説の木村八段はモニターがあると思われる方向を歪んだ顔でしばらく睨みつけていた。

私が真面目に将棋観戦をし始めたのは21世紀に入ってからだが、こんなシーンは初めて見た。
おじいさんは76歳だそうなので、もっと昔の大山名人とかの時代にはこういうのは普通だったのだろうか。

この事件?は当然、2ちゃんねるでも話題になり、現在youtubeにも動画がアップされている。
NHKなのですぐに消されるだろうから、興味のある方は今のうちに観ましょう。

|

モーニング増刊

ちょっと前だけど、モーニングから仕事をいただいた。
まだ先だが、あるジャンルの趣味層に向けた増刊を出すそうで、編集人が私のモーニング時代の2代目担当さん。
『気分は形而上』で「ゴキちゃん」や「けつちゃん」「うしとり」などのキャラをシリーズ化させてくれたのがこの方だ。私と同い年。

この担当さんは、私が4コマ1本だけのつもりで描いた話を、「この変なブタのけつ、面白いからもっと描いて」って感じでいくつもキャラ立ちさせてくれた。
この人のおかげで、デビューから数年の、マンガ家として定着していけるかどうかの時期を乗り切れたと言っていい。

先日、東京に行った時に、この担当さんと10年ぶりくらいに再開して打ち合わせもできた。
なんて言うか、『よしえサン日記』で私が描く「ガキんちょ」次元でお互いの好奇心が一致している感じで、今回のマンガはかなりノリノリで取材、製作ができそうな気持ち満々になって帰ってこれた。

増刊だけどモーニングに描けるというのは今の私にとっては大チャンスだ。
思いっきり面白いマンガを描いて、アンケート1位を取るつもりでやります。

|

エネルギーをくれる人々

ブログに「連載が打ち切りになって生活がマジやばい」「連載を取るまで酒は買わない」と書いたせいか、何人かの知人が食べ物や酒を送ってくれました(笑)。

「夢幻」の生は宮城県の中勇酒造店で蔵人として働いている知人が送ってくれたもの。
毎年新酒を送ってくれるのですが、先日のブログを書いたら2本目が(笑)。
このお酒、毎年どんどんおいしくなっていくのがはっきりわかります。
今年のは米の旨味が増して、キレも良くなり、常温で飲むとスルスルといけてしまいます。
生酒ですが、ぬる燗でも甘味が増しておいしくなりました。

近年、全国の杜氏・蔵人がどんどん若返っている感じがします。
『夏子の酒』『奈津の蔵』『蔵人』の影響でしょうか。若い新人杜氏・蔵人がどんどん増えているのでは。
造りも、年配の酒飲みが好きな辛口よりも、思いっきり甘味を出す芳醇傾向に触れている気がします。
私は辛口が苦手で、甘味旨味たっぷりでとろみを感じるような酒を求めているので大歓迎です。

「伏見清酒ふり袖純米大吟醸」は京都のお医者さんが地元の銘酒詰め合わせセットを送ってくれたうちの1本。
甘味、旨味、香りが豊富でキレも良くて、とてもおいしいです。
まだ4種類残ってますので、それぞれじっくり味わって大事に飲みます。

「宮崎牛手造りハンバーグ」は大阪の知人が送ってくれました。
これ、うまいです。
肉はひき肉というより牛肉を粗く刻んだ感じ。
肉汁もたっぷり出てきて旨味たっぷり。
家族一同、ガツガツ食い続けてました(笑)。

2004年に仕事が減った時にも某痔A隊の人が「戦闘糧食」を段ボール一杯送ってくれたりしました。(『よしえサン日記』1巻で紹介しています。)
まさに非常食として家族が食いつなげました(笑)。
しかも、この「戦闘糧食)どれもけっこううまい。
沢庵の缶詰めとか、ウインナーとか、海軍カレーとか、どれもうまかった。
肉体的、精神的にきつい状況にある時、人はうまいものを求めるのでしょうか。
痔A隊にはいろんな分野のこだわり人間がたくさんいそうですね。

あ、今回は知人に食べ物を送ってほしいという催促ではありませんので、念のため(笑)。
苦しい時に手を差し伸べて下さる人達に、心からの感謝を示したくて書きました。
本当に本当にありがとうございます。

仕事のほうは、先日、某編集部に持ち込みに行ってきました。
喫茶のフロアで目の前で編集さんに原稿を読まれている時は完全に新人の頃の気分に戻ってました。
まだまだ、連載をいただくのは遠い感じで、これからどんどんネームを送り続けて、編集さんが根負けして(笑)連載OKしてくれるまで粘るしかありません。
思い返せば、84年に『気分は形而上』でデビューして、4回目で打ち切りになった時も、しつこくネームを送り続けて再新連載をいただきました。
あの時の根性をもう一度絞り出すしかありません。
この歳になってもまだマンガ家人生に必死になれるのはむしろ幸せなことだと思って頑張ります。
Photo
Dsc00385_2
Dsc00381_2

|

« 2009年3月 | トップページ | 2009年5月 »