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朝青龍が怪しい

朝青龍が怪しい。

場所前の体調はかなり不完全だったはずだ。
初日〜2日目あたりはその危うさがもろに出て、根性で勝ちを拾った感じ。
こんなに精神的に粘りのある力士だったか?
ここまで12連勝って信じられない。

いや、八百長を疑っているのではない。
去年からの大相撲界における様々な出来事から言って、今場所も毎日、全取組がガチンコだろう。

では、なぜ朝青龍は快進撃を続けているのか。

優勝して引退するつもりでは?

引退後は即、総合格闘技に転向。
柔道の石井慧が北京五輪で金メダルを取ってほどなく転向を表明したように、朝青龍も自分の強さはまだまだピークだとアピールしてから辞めたいんじゃないだろうか。

稀勢の里を突き出した後の余分な張り手、土俵の外に押し出した嘉風の背中をさらに突いて花道まで吹っ飛ばす、琴欧州の後頭部めがけてロシアンフックっぽい空振りなど、「俺の闘争心は相撲じゃ消化しきれない!KOするまでやらせろ!それができる場所に行く!」と言わんばかりのパフォーマンスに見える。

現在の朝青龍は大相撲界を取り巻くうざい空気にホトホト嫌気が差しているはずだ。
横審やら、外部なんたら委員やらが一挙手一投足にごちゃごちゃツッコミ入れて、マスコミもとことん煽って、勝ってもヒール扱い、負けたらさらに叩かれるという状況が続いてきた。

日本の伝統文化である大相撲の、しかも横綱に求められる品格は極めてレベルが高いものであることはわかる。しかし、モンゴルの文化や民族性が染みついているモンゴル人、しかもモンゴル相撲のチャンピオンだった男に、簡単にこの国の微妙なニュアンスを注入できるはずもななかった。

朝青龍は私が見る限りでは、元々キップが良くて性格もいいやつだと思う。いったんいい友達関係になったら、その後はけっして不快なつき合いにはならないタイプ。
横審もマスコミも、まずは彼の精神性を先に理解するところから始めて、彼を認めつつ、日本の大相撲界になじませてあげようとしていれば、器用で柔軟性のある彼のこと、今ごろ本格横綱としての品格をうまく身につけていたのではなかろうか。

土俵の側での優勝インタビューで引退表明はないと思う。彼はお客さんを大切にするから。
そんな事をしたら、優勝を祝う場内の空気が一気に白けてしまう。

タイミングは翌日の記者会見あたりか。
それまでに、横審の委員やら外部なんたら委員やらは朝青龍を見直してほめるコメントをスポーツ紙に載せるべく積極的にマスコミに話すべし。
復活優勝してもケチつけたりしたら、彼はここぞとばかりに、その日のスポーツ紙を手にしながら、引退・転向を宣言するだろう。

でも、きっといるだろうな、朝青龍を辞めさせたくてケチつける輩が。

私はまだまだ大相撲界で朝青龍を観たいので、復活を素直に讃えたい。

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