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カバーイラスト入稿

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『実在ニョーボよしえサン日記』第3巻の表紙イラスト完成。
あとはデザイナーさんにお任せするのみ。
私と感性が合うのか、1,2巻のデザインは文句のつけようのないものだったので、何の心配もしていない。絵を生かしてシンプルにデザインを付け加えてくれる感じがとてもいい。
デザイナーが主張してコテコテにデザインするのはむしろ楽で、シンプルに元の絵を生かすというのが最もセンスを要求されるんだと思う。

『実在ニョーボよしえサン日記』は竹書房関係のデザイン事務所だが、前身の『よしえサン』『よしえサンち』の時代もデザイナーさんがセンス抜群だった。講談社で出した単行本のほとんどは同じデザイン事務所が担当だ。不満なカバーデザインは1個もない。私はデザイナーさんに恵まれてると思う。

『けつちゃん』はまた別のデザイン事務所が担当してくれている。
『けつちゃん』の彩色は、一応、私が大ざっぱな指示を出すものの、基本的に全てデザイナーさんの感性にお任せしている。
ピテカントロプスに掲載されている『けつちゃん』の彩色はこのデザイナーさんの作品と言ってもいい。この方の実力は抜群だ。とにかく私なんかの想像をはるかに超えた画面になる。シンプルで、けっしてこねくり回さず、それでいて実に味わい深くて、あったかさがほかほかと伝わってくる。

単行本ももちろんこのデザイナーさんに担当してもらった。先日、線画を送信したばかりで、どんな仕上がりになるのかワクワクしている。出来上がったら、発売に先がけてまたここでご紹介します。

このデザイナーさんは女性で、個展も開くプロの版画家でもある。仕事の打ち合わせはほとんどメールでやるのだが、文章も元気が良くて、仕事や体調で悩んでいる時に読むとふっと気持ちが楽になって前向きになる。

今回の単行本では中身はカラーではなくグレースケールになってしまう。当初はオールカラーの絵本コミックにする予定だったので、とても残念だ。でも、諸般の事情でしょうがない。担当さんは単行本化に際してものすごく尽力して下さった。いくら感謝しても感謝しきれない。

絵本コミックになったらどんなカバーデザインにするかも打ち合わせていた。
デザイナーさんは、布の素材を用いてけつちゃんそっくりにぷっくりふくらんだヌイグルミみたいな単行本の見本まで作ってきてくれた。
「これをそのまま出せたらいいねー」「でも、コストがものすごいよね。元が取れるかな」なんてみんなで笑いながら話していた。

もし、今回の単行本が思いっきり売れたら、その幻のヌイグルミ単行本も実現するかもしれない。現時点では夢のような話に過ぎないのだけど、作品の中身はそれに値するものだと思っている。

もし……、もし、夢の単行本までこぎ着けられたら、人生で初めて、うれしくて嗚咽するかもしれない。その日を信じて目の前の1つ1つの仕事に全力を注ぎ込みたい。
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